九州最終日は、藤枝さんに案内いただき、志賀島へ。
神楽の中で演奏する曲であり、先日の本番でも演奏した「阿知女作法」という曲は、志賀島の志賀海神社で生まれたもので、阿曇族により伝えられてきたもの。その発祥の地へお参りに行こうと伺いました。
このご縁は本当に不思議で、実は主宰・宮内は偶然にもちょうど一年前の今頃、今回ご一緒した笙の石川高さんの教えてらっしゃる古代歌謡講座というのに無性に惹かれて参加し、そこで一番初めに習ったのがこの阿知女作法だったのです!
その雅な響きに魅了され、声明音楽との共通点や、影響も見え、また和琴というよりプリミティブで素朴な楽器もすごく気に入ったのですが、まさか1年後にその阿知女作法を、師匠の石川さんと一緒に舞台で唄うことになるとは!
ほんと引き寄せられたとしか思えません。
声明よりもっと古く、1200年以上の時を経て今も歌われる歌、そんな風に生きて伝わる歌になることこそ、理想のあり方だと感じます。
志賀海神社の宮司さんは、28日のパフォーマンスを見てくださり、気に入ってくださったようで、実際に志賀海神社の拝殿でやったら、なんて話も出ているので、発祥の地で今回の現代神楽を行えたらすごい!と夢は広がります。
この5日間の九州の旅でとてもいいパワーをいただき、むしろ元気になって帰ってきました。
九州のみなさまのウェルカムな空気、自然の豊かさ、人々の優しさにとっても魅了されています。
ぜひこのご縁がこれから続いていくことを願います。お世話になった皆様に感謝します!また近いうちに福岡へ伺いたいです。